ソフトウェアの資格というと、まず第一に思い浮かぶのが経済産業省の情報処理技術者試験ですが、この枠組みを大きく変える議論が進んでいるとのことです。
情報処理技術者試験の改革論議が本格化--業務独占の是非や新試験の創設,更新制など
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20061127/255005/
> (1)技術認定手段にとどまっている同試験を資格試験にする
> (2)情報処理技術者試験とITスキル標準(ITSS)を整合させ,特にITSSのレベル1から3を認定できるようにする
> (3)新たにIT産業に就職する人を対象に,基本情報技術者試験の下位に当たるエントリ試験を新設する
> (4)試験の更新制度またはそれに類する制度を導入する
リンク先にもありますが、実際の眼目としては、ITSSへの対応がかなり大きなウエイトを占めるのではないかと思われます。資格の認定がレベル表示に変わると3ヶ月ぐらいまえに日経が報じていた記憶がありますので、その詳細が上がってきたというところでしょう。
前回のエントリでも書きましたが、ソフトウェアを職人が根性で作ることが許される時代は終わりつつあります。他の産業並みの生産性が求められているということです。そのためには、工学的アプローチで合理的にソフトウェア開発を行う必要があるというのが、有識者の一致した見解と思われます。政策としてそれを後押しするための具体策が、国家資格の改革なのでしょう。
前回のエントリでは、つぶしが利かない職業と書きましたが、上記の流れはエンジニアとしての専門化につながるものであり、一定の水準を越えればプロフェッショナルとして社会的に認められるようになるかもしれません。現在はその過渡期であり、体系的な教育を受けずに社会に出たエンジニアの最後の世代が今の我々の世代でしょう。こうした過渡期では、個人間で大きな差が発生しがちです。前回書いた通り、体系的な教育は始まっており、既にそれを受けて社会に出ている人間もいるわけです。畑違いの採用が続いていることもあり、こうした差は今後数年は縮まらないでしょう。
と、ここまでエンジニアリングの重要性を説きましたが、ソフトウェアの悩ましいところは、すべてはコードに帰着してしまうところです。結局、コーディングのスキルの重要性は小さくなっておらず、むしろアジャイル開発などそれに頼る手法も出てきています。Googleのように超ハイレベルの技術者の少数精鋭で開発を行う場合、エンジニアリング的手法に頼らないアジャイル的な開発の方が生産性は高いでしょうが、悲しいかな本邦のソフトウェア技術者は中くらいの技術の人間が大半であり、普通の組織は採用できないやり方でしょう。
ともあれ、凡人がいかに品質を作りこむか。その手法として一定の有効性があるものが存在しているのであれば、利用してやれ、というのが私の意見ですね。そもそもエンジニアリングとは、そういう性質のものですから。
ソフト屋というのは、けっこうつぶしが利かない職業です。
なぜなら、技術があっという間に陳腐化するから。
これは、時間の経過に左右されない中核的な知識体系が整備されていないからだ、という主張があります。つまり、技術的課題を解決が、職人的なやり方で行われており、工学的なアプローチでないから、ということです。
実際、情報工学科を卒業していなくとも、ソフト屋として働いている人はたくさんいます。工学ですらなく、文学部卒すらいます。それでも普通に仕事をしています。
この原因には、2つの側面があります。就職した後のOJTを中心とした社内教育で技術を身につけさせていたということと、大学を始めとする教育機関が必要な教育を施すことができなかったことです。
逆説的ですが、情報工学を専攻した人間は、会社からあまり期待されてなかったとも言えてしまうでしょう。だって、文学部卒でいいんだから。
文学部よりはまだ近いですが、私も電子工学科卒なので、ソフトウェア工学は素人です。学部の専門科目にソフトウェア工学はありましたが、ひどいことにC言語のお勉強でした。まあ、アルゴリズムのお勉強ではあるので、完全に間違ってはいないのですが、C言語の文法を知っていることがソフトウェア工学なのかと絶望した記憶があります。
で、適当に就職活動をしてソフト屋さんになってしまった私ですが、それなりに後悔はしています。この業界ほんとにだめ。あ、うちの会社が駄目なだけかもしれないけど、たぶん管理はそれなりにされているし、雑誌などを見る限りは最悪でもないっぽい。平均値よりは少なくともマシでしょう。それでもやっぱりだめ。カイゼンができていない。CMMIのレベル2ぐらい? 標準はあっても生かせてない。数字取るのが目的化してる。少なくとも現場はまったく感謝してない。そんな感じ。
ともあれ、腐ってても飯は食えんので、勉強できることは勉強しようと、就職してから何度か目の再挑戦をしようかと。
調べてもみれば、ソフトウェア工学ってのは、ある程度の成果は出ていて、中核的な知識というのも存在はするようです。
とりあえず、高い本を買ってみました。
まあ、この本の良し悪しはよく知りませんが、標準的な教科書のようなので。
で、教科書だから大学で使われてるのかなーと思って奥付け見てみたら、監訳者が電通大の講師でやんの。
実際、この本は、T科のソフトウェア工学特論の教科書で使われているのでした。
で、学部のソフトウェア工学の授業でも、この本に載っているようなトピック扱っているらしい。
(J科のシラバス、T科のシラバス)
で、私が受けた電子工学科のソフトウェア工学という授業は、応用プログラミングという名前に変わっていたのでした。やっぱり看板に偽りありはまずかったのかねえ。
ともあれ、こういうことは情報処理の試験にも出るので、一応業界としててある程度の自覚はあるくさい。少なくとも、大学も何もしていないわけではなかったわけだ。ただ、現場としてはエンジニアリングする意識は非常に低いと思われ。最低限の素養として、このくらいは知っといた方がいいと思うんだけれど。その辺、みんなどう思っているのやら。
最近は仕事が忙しくないので、結構暇なNoheです。
誰か遊んでください。
さて、今日、はじめてスクーターに乗りました。
いつもは250ccのバイクに乗っているわけですが、最近調子が微妙なので、バイク屋に点検に持っていったのです。
時間がかかるので預けて帰ったのですが、そのとき代車でスクーターを手配してもらいました。
カブなら公道以外で1回乗ったことがあるのですが、足をそろえて乗る原付は初めて。
なんというか、普通のバイクとはかなり違う世界ですな。
最初はニーグリップできないことが不安だったのですが、3分で慣れました。
よく考えたらカブもニーグリップできないわけですが、足をそろえていると跨っているのではなく座っている形になります。
非常に楽。
あまりに楽すぎて猫背になってしまいます。
しかも、借り物なので30km/h以上は出さないように走っていたのですが、
おそい。非常に遅い。
原付じゃないバイクだと、基本的に他の車の流れに乗って走るのですが、原付はわが道を行く。
これはこれでまったりできていいのかもしれない。
思わずチョイノリとか欲しくなってしまうわけですが、ますますバイク乗らなくなってしまうので、ボツ。
とりあえず、点検修理はこの連休中に終わらないそうなので、
暇つぶしにそこら辺を走ってみようかと思ってます。